SE35歳定年説は嘘、でも転職求人は減る | 27歳SEの転職体験記

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SE35歳定年説は嘘、でも転職求人は減る

投稿日:2017年5月5日 更新日:

SEは35歳定年という話を聞いたことがあるでしょう。自分のキャリアはどうなるのか。

ごIT業界のSEの年収は基本的に高いものです。が、そのためにIT企業側の人件費のコストは非常に大きな出費となります。

このため、キャリアや経験を積み、先輩の後を引き継ぎリーダーとなったり、取引先から一目置かれるスペシャリストでなければ、会社から見放されます。

SE35歳定年説とは

SE35歳定年説とは、「SEが35歳頃になると体力的に厳しくなる」、「単価が安い若手プログラマーに仕事を取られる」、「会社側からプロジェクトマネージャーへのキャリアアップが求められる」ことから、SEとしての定年が35歳頃になるという俗話ですね。

これが事実かというと、そんなことはありません。
ですが、仕事内容によってはSE35歳定年説も有り得ます。

35歳を過ぎても仕事のあるSEが持つスキル・経験とは

マネジメント能力 → プロジェクトマネージャー

多くの場合、SEは35歳以上になると、プロジェクト全体の責任者であるプロジェクトマネージャーなどの管理職になることが会社側から求められます。そこで、プロジェクトに携わる人間を管理するためのマネジメント能力と経験は必須です。

もちろん、マネジメント能力と経験を身につけるには、プロジェクトリーダーとしての経験が必要です。プロジェクトリーダーは、IT企業でも早いところでは20代後半で任せられるケースもあります。

たとえ40歳以上になってもそういう経験は十分に生きてきますので、進んでマネジメント経験は身につけておくと良いでしょう。

ITスキル → ITスペシャリスト、ITアーキテクト

高い技術力を持っているが、マネジメント業務につきたくないと考える方はITスペシャリストやITアーキテクトを志向します。
近年はITSSを導入する会社も増えており認知されている職種です。

ITスキルというのは高いプログラミング能力というよりも、ITSSに書かれているように「プラットフォーム、システム管理、データベース、ネットワーク、分散コンピューティング、セキュリティ」のようなミドルウェア、インフラ系のスキルです。

情報収集のための英語力

IT企業の中にはオフショア開発や海外ソフトウェアの日本の販売代理店としての業務などを行っている会社もあります。
IT技術はアメリカが発端となり日本に数年遅れで入ってくる流れですから、英語ができるSEは非常に大きな強みです。

英語ができるSEであれば、必然的に情報収集するアンテナも高くすることができますから、重宝される人材です。

誰でもできる仕事しかできず、派遣先の見つからないSEとは

ただし、中には35歳になっても「誰でもできる仕事しかできないSE」というのは存在します。
そして、そういうSEはおおかた派遣先が見つかりません。

これは「会社側」と「自分自身」のいずれかに問題があるケースです。

会社側がキャリアアップできる仕事を用意しない

会社が技術者としてのキャリアアップを考えていないケースがあります

派遣などの常駐業務ばかりで、下流工程(プログラミング、単体テスト)やオペレーターなどの単純業務しかアサインしてくれないのであれば、要注意です。若いうちは良くても経験不足から、周囲は見向きもしてくれなくなるでしょう。

技術者としての姿勢に問題がある

また、自分自身に問題があるケースもあります。

まず、自ら進んで最新の技術について勉強しようとしない人や情報を集めようとしない人です。IT業界では常に新しい技術が生まれており、ここ1,2年は最新といわれていた技術が、1年後、2年後には古いものになっていたということもよくあることです。

今のスキルに満足していては、1年や2年後には新たな技術トレンドについていけなくなります。だからこそ、最新情報も技術と同様に常にアンテナを張っておくことが大切です。

そして、分からないことを早めに相談できないSEも要注意です。
分からないことを早めに聞くことは普通に仕事をするうえでは、できて当たり前のことです。

分からないことをそのままにするとチーム全体の業績に響いてくることになり、結果「こいつは使えない」という烙印を押されてしまいます。

このため、仮に転職しようとしてもこういう人材は見向きもされないでしょう。

キャリアパスは20代のうちに

35歳以上の人間でもSEとして活躍している人間はいます。
が、それは会社側がキャリアアップできる仕事を用意しており、その中で、高いスキルや管理職の経験がある人でしょう。

そして、転職の求人ですが、残念ながらSEでも35歳以上の場合は全体的に少なくなる傾向にあります。企業としてはやはりポテンシャル(将来有望であること)がある若い人材を採用したいのが本音です。

そのため、キャリアパスについては早い段階、特に20代のうちに考えておくべきです。会社側がスキルアップできる業務をアサインしてくれないのであれば、なおさら自分のキャリアパスを考えるべきです。

自分の得意分野や技術を早めに見極め、将来どのような仕事をやりたいか、どのような立場で仕事をしたいかについてを長い目で見通しを立てておくことが大切でしょう。


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