SEに向いてないと感じる瞬間と対処法 | 27歳SEの転職体験記

SEの悩み・キャリアパス

SEに向いてないと感じる瞬間と対処法

投稿日:2017年5月5日 更新日:

自分はSEに向いてないと感じる瞬間。
これは誰しもあるでしょう。

今回は私の実体験や友人から受けた相談をもとに「SEに向いていないと感じる瞬間」と「どう向き合えばいいのか」をまとめてみました。

SEに向いてないと感じる瞬間

打ち合わせに興味が持てない・話についていけない

先輩SEに連れられて同席したお客さんとの打ち合わせ。

難しいIT技術、お客さんの要望に回答する先輩SE。
そのやりとりを無言で頷く自分。

分かったふりをして、その場を誤魔化している。
話についていかなければいけない。理解しなければいけない。

しかし、理解できない打ち合わせに無言で同席をしていると、段々と眠たくなってしまう…
そんな自分を責めたり、無責任だと感じてしまう。

私もこういう経験があります。

私の場合は思い返すと、「前提知識不足」が原因だったと思っています。
「知らないからちんぷんかんぷん」という状況なら、多少迷惑をかけてでも周りに相談すべきです。

前提知識不足を解消するには
自分で過去の打ち合わせ資料を読んだり、IT技術の勉強をする。
事前に先輩SEと打ち合わせ前に勉強会の時間を設けてもらう。

ただ、そもそも自分が興味を持てない内容だったら、悩みは深いですね。

自分の意識を変える、自分の仕事環境を変える(担当変更、異動、転職)等の
自分を含めた周囲を変えるしか手は無いと思います。

プログラミングのバグが解消できない、ケアレスミスで捗らない

プロジェクトのスケジュール遅延の中、夜遅くまでプログラミングをしている。
だが、いつまで経ってもバグは解消できない。

同期や仲間は、自分の2倍以上の効率でコーディングをしている。
むしろ、自分は人の半分の効率なのでは…と悩む。

先輩SEに1日に何度も質問をしているが、
先輩SEが毎回丁寧に教えてくれるからこそ、却って質問することが後ろめたく感じてしまう。

プログラミングが苦手な人って多いです。
他にもプログラミングに限らず、緻密な作業が苦手という人も多いです。

例えば、、
 ネットワークの配線設計、仮想サーバのリソース設計
 データベースの論理設計(正規化・非正規化)

こういう職人的な設計作業も緻密な作業ですね。

私も緻密な作業が苦手なので、自己レビューを繰り返しても抜け漏れをなくすことは不可能だと諦めました。

自分の苦手な仕事に対処するには
プログラミングは慣れの要素が強いので、苦手と思わずもう少し取り組んでみる。
緻密な作業が苦手な人は、恥ずかしがらずに2人体制のチェックの仕組みを作る。

プログラミング苦手と思ってた人でも、1,2年すると格段に成長していることがあります。
でも、人それぞれ向き不向きはありますから、無理して頑張る必要も無いと思います。

自分の苦手を理解し、「克服ではなくカバーすること」を考えた方が良いです。
自分の苦手をカバーしてくれる環境に居る人は恵まれてますよね。

お客さんとの日程調整・段取りに漏れ

年次が進むと、SEは計画を立てる仕事が多くを占めるようになります。

今まで、手馴れた開発ばかりをしていたが、いきなりリーダーになり
不慣れなMSプロジェクトを使って、スケジュール表を作成。

後輩からは、「この仕事はいつまでに完了したら良いのか?」「タスクが漏れているのではないか?」
と質問される度に、刺されるような気持ちになる。

なんとか厳しいスケジュールを守り、プロジェクトの佳境になったところで
重要なマイルストーン(レビュー予定日、報告日)が漏れていることが発覚。
上司から「これ、どうするんだよ!責任取れ。」と迫られる。

私は繰上げでリーダーをしていましたが、本当に悲惨な状況でした。
ただ、そもそも繰上げでリーダーになる状況って、前任が使えない担当だったり、
健康面を理由にした退場などの予定外の出来事です。

ですから、周囲の協力をなくしては円滑に進められるはずがありません。
ただ、私はそもそもプロジェクト管理よりも技術者として生きていきたいと思っていましたが。

SEを辞めた方がいい?

これらの悩みや苦手意識を持ってる後輩から、SEを辞めようかな…って相談を受けたことがあります。でも、私はSEを辞めない方が良いと思います。

「SEの仕事が苦手だ」なんて思っても、色々な仕事があります。
自分が「今担当している仕事が偶然にも不向きだっただけ」ではないでしょうか。

また、自分自身と会社の目標とのミスマッチから、モチベーションの低下、そして今のマイナスな状況に陥っているのかもしれません。

例えば、上流工程をやりたくてSEになったのに、興味の持てない下流工程ばかり担当したら、
自分はSEに向いてないと勘違いしてしまいます。

私も「全然使えないヤツ」と言われたが…

私自身も「全然使えないヤツ」と言われた経験があります。

私も部署異動を何度かしていますが
配属された部署で評価は真っ二つに割れました。

とある部署では毎日叱られて、「全然使えないヤツ」という烙印を押されて
他部署に捨てられました。

しかし移動した先では「みんなから頼られる」「○○ならアイツに聞け」と言われるようになり
会社大でもその仕事に関しては、役員からも認められるまでに至りました。

これが同じ人間に対する評価なんですよ。
仕事ができる、できないは環境とのマッチ度が大きいですね。

SEに不向きと決めるのは気が早い

ですから、今の仕事だけでSEに不向きと決め付けるのは気が早いのではないでしょうか。

もちろん、無理して今の仕事を続ける必要もありません。

自分の苦手な事をやり続けるのは精神的なストレスが相当かかります。
しかも、得意な事じゃないから、できるようになってもタカが知れてますし。

転職エージェントが掲載している非公開求人を見たことはありますか?

私も「全然使えないヤツ」と言われたときには、退職してSEを辞めようかと悩みましたが
世の中には様々な仕事があり、「SEが不向き」なのではなく今の仕事が不向きなんだと気付かされました。


私が実際に利用してみて、良かった転職エージェント

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(私の場合、大学職員や社内SE求人でも役立った。)

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